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2008.07.12

小麦サミットin美瑛。

Dsc_0681Dsc_0691今日は仕事でお世話になっている農家さんの誘いで、「小麦サミットin美瑛」と言うセミナーに参加してきた。
雑誌「じゃらん」編集長のヒロ中田さんの基調講演の後は、パネルディスカッション。なかなか興味深い内容で意外と面白かった。
講演、ディスカッションとしては、地元小麦の消費拡大、地産地消、ご当地メニュー等と言った内容だったが、一番興味を引いたと言うか、面白かったのはその後の交流会での立ち話だった。
お相手は、美瑛で小さな製麺所をされていて、交流会で試食する数々の料理の中のうどんとラーメンの面を提供された細谷さん。細谷さんとしては、道内小麦の需要はもっと有り、そしておいしい。もっと生産者は自信を持って生産して欲しいと言う事。勿論、5年前、10年前はおいしくなかったが、今はおいしくなったし、昨今の情勢もあって、少々難が有っても、少々値段が高くても消費者は選んでくださる様になって来ている。少々原料である小麦の品質に難があっても、我々加工業者やお店さんの腕や工夫で何とでもなる。だから我々を信頼してもっと自信を持って欲しい。旨くない、高いとイメージは、完全に過去の物だ。
そんな話で盛り上がった。
私としても、大手製粉会社に勤めている兄から、「社内で国産、それも道産小麦の争奪戦になっている」と聞いていた。要は、粉部門(小麦粉等)も加工食品部門(冷食等)も「道産小麦100%」と商品に表示して販売したいが、道産小麦の絶対数が少ない為、社内で取り合いになっていると言う事。
小麦の価格は国策で決められており、また農政の関係で、農家が作付け面積を増やして小麦を増産しても、農家の手取りはほとんど増えないばかりか、逆に増産した分は数年間赤字と言う事にもなる農家にとっては難しい状況。
そう簡単にこの問題は解決しないのだが、少なくとも農家はもっと自分の小麦に自信を持って欲しい。これは北海道の米農家も同じ。しかし、米農家はやっとそれに気づいて来た感はある。
小麦農家さんにももっとがんばって欲しいと思った小麦サミットだった。

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「日常」カテゴリの記事

コメント

いいお話ですね。

ヒロ中田の基調講演というのにはややひっかかりますが^^;

会場は「北瑛小学校」と見ました。
周囲は「わ」ナンバー多しだったとか(^^♪。

投稿: azabu | 2008.07.12 23:38

あざぼん
>ヒロ中田の基調講演というのにはややひっかかりますが^^;
確かにその通り(^^;。
しかし、話題性と言う意味では悪くないし、こう言った地域ではその話題性を求めているのも確かなので致し方無いかと... (^^;。
でもちょっと浮き気味の感は否めませんでした。
>会場は「北瑛小学校」と見ました。
その通り。流石です。
私を誘ってくれた農家さんは、北瑛小学校の隣に住んでいる方で、休校になった一昨年まで子供さんが通ってました。
休校になった今でもしっかりと活用されて、古びた雰囲気の無い校舎を見てどこか救われました。
>周囲は「わ」ナンバー多しだったとか(^^♪。
ま、これは当然ですね。「わ」ナンバーと、バスが行きかっている所ですから。

投稿: なべやん | 2008.07.13 17:44

我が家も国産小麦が欲しいのですが、なかなか手に入りません。
そういった中、国策で小麦価格が決定されるのはこの時代ではいかがなものなのでしょう。内外価格差が大きく食糧自給率を確保する為のものなら納得も出来るのですが作付け面積を増やすと農家が損失をこうむるというのは改善なければと思います。

投稿: sniper | 2008.07.13 23:57

sniperさん、こんばんわ。
>我が家も国産小麦が欲しいのですが、なかなか手に入りません。
こちらでは、江別製粉さんなどの取り組みのお陰もあって手に入りやすくなってきています。美瑛産のみとか、富良野産のみなど、国産、道内産より範囲の狭い地域に限定した小麦も販売されています。

>内外価格差が大きく食糧自給率を確保する為のものなら納得も出来るのですが
国策の価格と言うのは、実はまさに食料自給率を確保する為の物とも言えます。
外国の安い小麦(外麦ガイバクと言います)を輸入は国が行い、製粉業者等にその数倍の価格を上乗せして販売します。その上乗せ分を国内小麦農家の生産分を購入する際の原資としています。外麦と国産小麦の実際の価格は3倍程度ありますので、こう言った補助をしないと、外麦使用の小麦粉は今の1/3程度の価格になり、国内小麦農家はいよいよ厳しくなると言う事です。

>作付け面積を増やすと農家が損失をこうむるというのは改善なければと思います。
ここが今の制度の問題だと私も思います。
現在の農政では、過去3年間の生産高に対して今年度の購入額が決定し、その過去3年間の生産高を上回った分は、補助金無しの購入価格になる為、補助金ありの購入額の約1/3でしか買ってくれません。そうするとどうがんばっても元は取れません。それでも、それを3年我慢すればその後は高い価格で購入してくれるのですが、そこまで体力のある農家は居ませんし、この先小麦価格がどうなるか分らない状況では、そこまでリスクを犯す事は出来ません。
今の「安全安心」、「国産志向」、「穀物高騰」等は国産農産物にとっては確実に追い風なのですが、それでも国産の生産コストの高さは如何ともし難い状況なのです。

投稿: なべやん | 2008.07.14 00:36

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